オプタテシケ山 2014  【Day-1】

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十勝連峰の北の端に鎮座する標高2012mの「オプタテシケ山」
アイヌ語で「槍がそこにそりたっている山」だそうです。
写真中央がオプタテシケ山(2013年7月撮影)。

どっしりとして広く裾野を広げ、頂上付近は荒々しい岩場が見れます。
裾野から一気に標高を上げる山容のため、
実際に登ると頂上付近の高度感と切り立つ西壁が素晴らしい山です。

そんなオプタテに前回登ったのは2012年の秋。
その時は日帰りでしたが山頂までの距離が長いのでなかなか手ごわい山です。
2012mなのに2012年に「標高年」と騒がれなかったのは、
登るのがキツイからでないかと(笑。
個人的な印象だと、日帰りの場合はニペソツ山よりもずっとキツイです。

実際に登山口からほぼ中間点になる美瑛富士避難小屋まででも片道6kmの道のり。
その後オプタテまで、石垣山、ベベツ岳(上の写真右手の2つポコ)の2山を越えて縦走しなくてはなりません。
白金の涸沢口からの登りは北海道の登山標高差ランキング6位(1382m)です。
(1.利尻山、2.トムラウシ山、3.羊蹄山、4.羅臼岳、5.芦別岳)


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こちらが登山口。
駐車場は奥にあって駐車後に歩いて戻る形で登山口。
登山口までの林道(舗装路)入り口はナンバーキーで施錠されていますが、
上川森林管理署美瑛事務所へ問い合わせすると教えてくれます。

よくゲートの鍵番をブログなどに書いてしまっている方がいますが、
車から長時間離れるので防犯上やめて欲しいです。
番号が変わっている場合もあるので、
不確実な情報を当てにせず必ず事前に関係機関に問い合わせをしてください。

白金温泉についた頃は温泉街でも霧でしたが、いきなり晴れて青空に。
天気が悪くて落ち込んでましたが、
急に元気になったので早速登ります。







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今回の荷物。
オスプレー”エクソス58”に色々満載して22kg
ま、特に無くても困らないものも持ってますが(笑
あんまり大きくも重そうにも見えないと思いますが、実物はでかくて重いです。
エクソス自体が他の同容量ザックよりも1kg程軽い分、ビールとかウイスキーに変わってる僕(笑

久々の重荷ですが、このズッシリ感がたまりませんのぉ~
え?マゾかよだって?ちゃんと聞こえてますよ(笑
でも否定はしません。


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はじめの1km程は林道跡を歩くので楽ちんです。
さっき青空だったのにまた曇ったし。



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林道歩きが終わるとこんな針葉樹林帯を淡々と登ります。
こういうちゃんとした森、僕は好きです。



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苔生す登山道は曇天が似合います。



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かなり歩いた気がしても半分しかきていません。
さすがに20kgオーバーを背負ってると時間がかかります。
この程度で音を上げていたらあそこには同じ装備を背負って行けない。

急ぐ旅でもないしのんびりハイクアップします。
ここから重荷だとちょっと厄介なゾーンに入っていきます。



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天然庭園。
本当に庭園みたいだけど重ザックを背負っていると、このエリアの巨岩帯はかなり厄介。
岩が大きく点在している上に、岩同士の間の穴も深い。
スリップすると怪我確実なので慎重に進みます。
まぁ登りの時はまだマシなんですが。



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高度が上がると雪渓が現れます。
同時にガスの中へ・・・。
ちょっと憂鬱。

直接飲める水は自宅から3L背負ってきた。
でもそれだと絶対足りないので、沸かし用に雪渓の尻で汲み+3L補給。
もうすぐ避難小屋なのでザックに入れず手に持って登る。



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美瑛富士避難小屋着。
きっちり3時間だった。
時速2kmってことですね。



ザックを下ろすと体が羽毛のように軽い!
垂直跳びをしたら生涯最高記録を更新しそう(笑
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ささっとテント設営完了。
ホテル美瑛富士にチェックイン(笑

僕のテントはDUNLOP(現プロモンテ)のM-205という2人用山岳テント。
父も使っていた古いヴィンテージ物(笑)のテントだけど全く問題なく使えている。
当時は山でもバイクツーリングでもコレでなきゃってほどで売れまくったモデルだったとか。
今のステラリッジみたいな感じだろうか?
問題があるとすれば重めの重量と、1人で寝るには持て余す広さくらいか(笑



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とりあえず避難小屋内でコーヒーで一服。
今回はスタバのORIGAMIを持ってきました。
さぁて飲もうと思ったら、日帰りの団体さんがドカドカ入ってきた(15人位?)。
居心地悪いので我が家で飲んだ。




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避難小屋周辺はガス。
下界が明るい。
試しに、入ったり入らなかったりと安定しない携帯で何とか美瑛のライブカメラを見ると、
麓はメッチャ晴れてる(笑
十勝連峰だけ雲の中・・・。
日没まで何してよう・・・。

と、思ったら小屋にいたおじさんが僕のテントを見て安心したのか自分もテント設営すると言い出した。
初めて張るテントだから分からないんだよね、って言うから暇だしお手伝いすることに。

最近のテントはフライとインナーがワンタッチで繋げて便利ですね。
フットプリント(グラウンドシート)を持っていないと言うから買ったほうが良いですよとアドバイス。
張り綱の張り方も教えてあげる。



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テン場の隣には石垣山がそびえていて、その山肌は岩石帯でいかにもナッキーの住処って感じ。
耳を澄ますとさっそく鳴き声が!
やった!会える!!
初日に美瑛岳に登っておこうと計画していたけど、
ガスってて視界のない頂上に登る気がしないのでナッキー探しへGo!


鳴き声が聞こえた方向に静かに近づき目を凝らすと・・・
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いた~~~~~~~~~~~~~~~~~~~053.gif
去年会えなかったから生ナッキーは久しぶりだぁ!

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お食事中・・・モグモグ・・・。


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このオシリがたまりませんよね(笑

この子、全然逃げずにしばらく遊んでくれた。
良い子のモデルさんでした。
ジリジリと距離を詰めて撮りましたが可愛かったなぁ~。
(写真はトリミングしてます)




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ナッキーと遊んだあとは星景に備えてテン場周囲のロケハンなんだけど、
相変わらずガスでロケハンもなにもない。
国境稜線(十勝と上川の境界になる)まで行くと、十勝の麓も晴れてるみたい。
山の上だけ雲の中か・・・。



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花はちらほら。
何の花かはわかりません(笑
知ったかぶって間違ったら恥ずかしいし・・・。




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テントに戻って食事の準備。
の、前にエビスビールで喉を潤す。
なんか変わったエビスがローソンにあったから2本買って背負ってきた。
白とか琥珀とかのエビスも美味しかったなぁ。



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去年の白雲と同じく冷凍水餃子。
コレを煮てラーメンのタレを入れて餃子鍋にする。
650kcalあるからビールと合わせれば十分な夕食です。



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たまにこんな感じで青空が覗くけど、相変わらず周辺はガスの中。

でも、事前の天気予報で夜には雲がなくなると確信していました。


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こちらは出発前に見た6/21、23:00のGPV雲予報。
2箇所ある湖の表記の左斜め上、斜め45度の線が十勝連峰付近の国境稜線。
この予報だと美瑛富士周辺は雲率40%以上で星的には微妙に思えるけど・・・・。


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こちらは上の雲予報と同時刻の風向・風速・気圧予報。
注目は1012hpa付近の十勝連峰ですが、
国境稜線から東西に風が払い出しているのがわかるかと思います。

それプラス風速も弱い。
高気圧の張り出しの中だから、恐らく日没後稜線で冷えた大気が麓へ下る事を意味しています。
いわゆる「山谷風」です。
「山谷風」を打ち消すような強風をもたらす低気圧も北海道付近にはない。

これは釣りをやっていた時に海岸線で「海陸風」を経験して覚えた事です。
朝凪、夕凪と言って風が変わる瞬間に一瞬風が止まるんです。
で、朝なら日が昇った途端に海風が吹き出して波立ちます。


だから、
絶対に日没後、ガスは取れる!





そして日没後・・・。





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我が意を得たり!!



【Day-2】へつづく・・・。
by yamakawawalk | 2014-06-23 21:21 | ~~~十勝連峰 | Comments(10)
Commented by shizuko0421 at 2014-06-23 21:56
yamakawaさん、こんばんは!
オプだったのですね〜!
黒岳とか上ホロ辺りかな?と思ってましたが(^^)

美瑛富士のルートは登った事が無いので
興味津々です♫
ナッキーちゃんにも会えたとは!
これまた、おめでとうございますー!

私もナッキー尻好きです♡
萌えますよね〜( ´ ▽ ` )ノ
今年も会えたら良いなぁ♫

あ、画像のお花は
イワウメちゃんかな?と思いますー!

Commented by yamakawawalk at 2014-06-23 22:05
shizuさん、こんばんは~♪
オプってきました(笑

望岳台からの雲ノ平コースはさすがに重荷背負っては僕の体力だと無理っぽいので、
最短の美瑛富士コースで行ってきました。
天然庭園はゴロゴロ岩だし、そのあとは雪渓と雪渓融水の泥んこ道でした^^;
靴もゲイターもドロド~ロ・・・。

テン場ではガスっていて暇を持て余した分、ナキウサギを探す時間ができて不幸中の幸いでした。
久々に直に見ましたがやっぱり文句なしにカワイイです。
ナッキーに合うためだけに登ってもいいくらいです。
もう、お尻が、お尻がぁ・・・(笑

この花はイワウメなんですね!
覚えておきます^^
ありがとうございま~す。
Commented by flat_white at 2014-06-23 22:28
こんばんは。天気予想、流石ですね。
素晴らしい星空になりましたね~^^
ナッキーも可愛いし、テン泊なんてしたこともないけど
何となく自分がしたような気分になって^^;
楽をしてpcの前で、一緒に行ったような気になって
読ませてもらって、写真を堪能させてもらって、
本当に贅沢なblogです。
翌日の記事も楽しみにしてます♪
Commented by yamakawawalk at 2014-06-23 22:34
flat_whiteさん、こんばんは、ありがとうございます^^

最後の星の写真はまだ完全に暗くなる前(20:30頃)なので、
若干空に色がついています。
オプタテ登山のupが終わったら順にちゃんとした星景もupしますので、
もう少々お待ちください。

登山記は、これから同じ山を登ろうとしている人の参考だけでなくて、
登れない人にも楽しんでもらえればと思って、
なるべく時系列で紹介しています。
同行した気分を味わって頂けたなら本望です^^
Commented by yukki6727 at 2014-06-23 22:38
こんばんは♪ 

やっぱりナッキーの可愛さは間違いないですね♪
ニッコリ笑ってるように見える、ベビーフェイスが堪りませんです♪
いいなぁ~!! いいなぁ~!! 私も遊んでもらいたいです♪
Commented by yamakawawalk at 2014-06-23 22:48
yukkiさんへ。

なんか今年は去年と違ってたくさん会えそうな気がします♪
ニペソツのナッキーは早すぎたのかもしれませんね。
それにしても石垣山とはよく言ったもので、ゴロゴロ岩だらけです。
あの周囲にどれだけナッキーが住んでるか想像したらちょっと楽しくなりました(笑
Commented by tono_1968 at 2014-06-23 23:02
こんばんは

ナッキーのおしり、やばすぎですね。
かわいすぎます!
これは見にいかねば!!
う~ん、体がいくつあっても足りないぞ!!!
Commented by yamakawawalk at 2014-06-23 23:13
tono_1968さん、こんばんは。

ですよね!キュートすぎますよね!
どんなモデルさんよりもキュートです(笑
是非実物を拝みに来てください^^
Commented by kyuujitunituki at 2014-06-24 08:21
yamakawawalk様、おはようございます。
ナキウサギのショットありがとうございます
かわいすぎです。
おまけに、おしりのショットこりゃ~反則ですね。
テント泊の方も増えていて、人気の山ですね。

私の今年の目標のひとつにテント泊がありましたが
予算が取れません、補正予算も付きそうにありません。
来年度予算に計上し直しです。

満天の星空楽しみにしてます。
Commented by yamakawawalk at 2014-06-24 12:14
kyuujitunitukiさん、こんにちは^^

今回はテン泊だし、ガスがかかっていて何もできないのでゆっくりナッキーと戯れる事が出来ました♪
撮影しながらちょっとづつ近づきましたが、
逃げられることもなく長時間眺めることが出来ましたよ。
ちょっと小さかったからまだ子供なのかな?と思ったり。
オシリの写真が可愛すぎてメロメロです。
オムツした赤ん坊みたいですよね^^

本年度予算では移動式野営宿舎は無理でしたか・・・。
大蔵大臣の権力は絶大ですね。
くれぐれも国債の発行は避けてくださいね(笑

星空はのんびりお待ちください~☆
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