~2年ぶりの頂~ 残雪のニペソツ山 I

去年は標高年ということで、想像を絶する混雑ぶりだったという東大雪の最高峰ニペソツ山(2013m)。
本来、一人でのんびり写真を撮りながら山歩きをしたい僕は、
そのような混雑ぶりを聞いてしまったら、大好きな山とはいえ敬遠せざるを得ませんでした。
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一度登って魅せられたリピーターを考慮すると、
今年も去年ほどではないにしろハイシーズンは混雑しそうです。

それで若干早めの6月1日に登ってきました。
登山口までの十六ノ沢林道はオールクリアらしいので迷う余地はありませんでした。

さぁ!通算4回目のニペソツ山へ!






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夜明け前に到着した時は1台で、登山開始時には僕の車を含めて4台になっていた。
これくらいがちょうどいいですね。
本来静かな山でしたから。

登山名簿によればGW以降、合計で10人登っていない。
うろ覚えだけど5/1って人がいた。
ということはGWには十六の沢林道が開いていたってことでしょうか?
一度スノーシュー歩きで前天まで行って雪を大量に纏った姿を見てみたい気がする。

最奥には「転回所だから停めんじゃねぇー」的な看板数枚と、
これ以上奥は駐車ダメっていうピンクのラインが地面に貼ってあった。
それでも登山口近くに置ける台数はせいぜい15台?くらいかな?
それ以上になるとどんどん離れた土場か路肩に駐車しなければいけない。



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取っ掛かりの丸太渡りといきなりの急登、その後の伏流水の泥んこ道は相変わらずですね。
1.5km表示付近から登山道に残雪が目立ち、
踏抜きに苦労しますが先週のカチポロに比べたら斜度も緩いし楽なものです。
こんな感じの看板は一昨年にはありませんでしたね、標高年に合わせて設置されたのでしょう。



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小天狗直下の登りから沢側へずれて雪上にトレースがあったので使わせてもらっていると先行者に追いつく。
大樹からの単独男性。
後ろから追ってこられてると落ち着かないだろうから、
適当なタイミングで抜かせて貰ってからはキックステップで先頭で登っていく。
古いトレースは日差しで溶けて殆どわからなくなってる。
帰りはグリセードで楽ができそう。
片斜面だからシリセードには向かない。



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おっぱい山(クマネシリ)方面はこの時間は逆光。
左手の平地は十勝三股。
ここは大昔支笏湖や洞爺湖のようなカルデラ湖だったそうです。
十勝三股カルデラです。
石狩連峰はカルデラの外輪って事ですね。


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登ったことのある方ならだれでも知ってる小天狗の例のアレ。
僕は行きは下溝、帰りは乗っ越し派。
横は結構な崖ですが落ちても骨折はするかもしれませんが、死ぬほどではありません(笑)




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天狗のコル周辺は雪原地帯でした。
そのコル手前から望む景色。
厳寒期にスノーシューで湖上を夜間横断した糠平湖(左)とウペペサンケ山(右)。

天狗のコル周辺はまだかなりの雪が残っています。
この付近、夏道のルートがほとんどわからない状態(6/1現在)なので、
初めての方や視界不良時は注意してください。

僕は前日のトレースに誘われて歩きましたが、
夏道よりも東寄りに歩く事になりました。
東側にせり出した雪庇跡を登りつめるとGPS上では幌加コースへでますが、
不明瞭でほぼ廃道状態のため、僕はGPSで夏道を確認して強引にハイマツ帯を突破しました。

今回下山時は夏道を先頭でトレースして後続の方々も続いたはずなので、
崖側へ向かう雪上のトレースに騙されずに、
天狗のコルで夏道の登り口を慎重に探した上で登ったほうが良いです。
5人歩いたのでいくらか見つけやすくなっているはずです。
ハンノキのトンネル帯はこの気温だと一週間もすれば夏道が出てると思います。


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前天狗直下からは夏と変わりません。
この周辺ナキウサギのマンション状態だったはずですが、
鳴き声が全く聞こえません。
朝だし・・・まだ寒いからかな?大丈夫帰り暖かくなったらきっといるよ・・・。



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前天狗展望所手前、岩石帯の登り。

ここの最後の登り、登ったことがある方ならわかると思いますが・・・。
ワクワク・・・来るぞ、来るぞ・・・。
ですよね(笑)



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これ!これ!ニペ様どーーーん!!
うひょーーーーーお久しぶりーーーー!会いたかったよ~。
定番の構図ですが、それが許される風景。
「山」って漢字のモデルはここでしょ?
ニペソツ岳でなくニペソツ山ってなっているのは偶然かな?


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北海道で登山をやっていたら、ここは絶対見ておかないと。
いくら写真で語っても伝わらないので、自らの足で登って確かめるべし。
一目惚れ必至の絶景ですよ。
僕もひと目でノックアウトされた中の一人。
そんな経験は人生でも数えるほどしかない(笑)


ここまで4.5km登って来て始めて目にできるという、憎い演出の登山道ですよね。
過去三回はいずれも盛夏だったので、雪が残っている状態は初めて見ます。
もうちょっと残っていればな~。


ここはニペソツ山に来た登山者の大半が一度休憩を取る場所です。
携帯トイレブースもあります(6/1現在使用不可)。
この眺めですから大休憩したくなるのは当然ですね。

僕も久々のニペソツの雄姿を眺めながら暫し大休憩。
そこで前から気になっていたものを試してティータイム。
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「Grower's cup」です。
市内のアウトドアショップでよく見かけて気になっていました。


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この様に中には豆が入っていて、ここに直接お湯を注ぎ、
ジプロックで蓋を閉めて4分ほど待つ。
方式的には「フレンチプレス」と同じ。
ここが重要で、僕の朝食用コーヒーは毎朝フレンチプレスで淹れている。
豆の油分が濾されず風味が良い淹れ方です。
フレンチプレスとはなんぞや?って方はこちら→コーヒープレス


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注ぎ口を開封してカップに注ぐだけ。




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ニペに乾杯♪
山頂コーヒーはなぜこうも美味いのか?

ここでこのコーヒーの決定的弱点に気がつきました。

淹れた後はただの大きめのゴミだと(笑)

注ぎ口を再び閉められないので、しっかり水切りしないとあとからダダ漏れする。
その「しっかり水切り」も形状的に難しい。

低山日帰りならアリですけど、登山向きではないと思います。
そうかと言って麓のキャンプ場では普通にドリップすれば良いので、これを使う必要もないです。

コーヒー自体の味は良いだけに詰めが甘く残念です。
登山者に使って欲しいなら、最低限注ぎ口はスクリュー方式にしてザックの中での液漏れ対策をすべき。
登山的には水切りしやすいモンカフェ方式のほうが一日の長がありますね。

因みに一袋(2cup分)¥300程です。
登山ならスタバのORIGAMIの方が僕はオススメ。
どうしてもゴミが嫌ならスティック状になった粉のインスタントをどうぞ。
アレが一番ゴミが出ないですが、果たしてコーヒーと呼んで良いものかどうか・・・。



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休憩している間に誰か登ってくるかと思いきや、誰も来ない。

おおっ!?貸し切りか?この絶景は今日俺だけのものか?
今やモテモテのニペソツ山を独占できるなんて僕はなんて幸せものなんだ(笑


さてと、今日は足取りも快調だし、残りの2.5kmも張り切って行ってみよ~♪


続く
by yamakawawalk | 2014-06-02 21:11 | ~~~東大雪 | Comments(16)
Commented by runa_yuzu_love at 2014-06-02 21:51
おお!!素晴しい景色です
残雪が残る山並みも好きなんですよーっ
って 見るだけですが
山登り用のグッズばかり増えてます(笑)
Commented by yamakawawalk at 2014-06-02 22:00
るなりんさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます(^^)

僕は道内の山に自慢するほどたくさん登っていませんが、
登ってきた山の中ではダントツに格好良く好きな山です。
登るのもなかなかしんどい山ですが、苦労に見合った絶景ですよ〜。

山道具の充実いいですね〜(^^)
僕も使わない道具がいくつも部屋に飾ってあります(笑
Commented by ひっぽ at 2014-06-02 22:10 x
うわぁ ここでしたか!
運動会が終ってからだったので、まさかここだったとは。
読みが甘かったなぁ~
ニペ様に会いに行くには、まだまだ修業が足りません。
続き楽しみにしています。

Commented by yukki6727 at 2014-06-02 22:21
こんばんは♪
何度見ても男らしい山容で素敵ですね♪
空気も澄んでて日高まで見えちゃうあたり、素晴らしすぎます。
この景色でコーヒーブレイクも堪りませんな~
続き楽しみにしています
Commented by yamakawawalk at 2014-06-02 22:22
ひっぽさんへ。

ふっふっふ、読めなかったでしょ(^^)
本当は夏まで待とうと思っていましたが待てなくて(笑)
ツクモグサも少なかったけど命がけで見れましたよ(苦笑
続きは楽にしてお待ちくださいね〜。
Commented by yamakawawalk at 2014-06-02 22:29
yukkiさん、こんばんは〜(^^)
ほんと何度も何時間でも眺めてもかっこいい山です。
ここで飲むコーヒーの味は5割増しです♪
先週とちがって空気がクリアで遠望が利いて絶景でした。
斜里岳も薄っすらと見えてました。
仁頃山からはニペソツ山が見えますか?
それらしき山が北見方向に見えてアレかな?yukkiさん達登っているねかな?と思っていました。

続きはまた後日〜。
Commented by miwa-art-life at 2014-06-02 22:32
相変わらず登山ルポ楽しいです(^^)
ホントに“山”って漢字が見えます!!そう言われた後の写真は、全部“山”っていう漢字が上に見えてきてしまい…
すごい風格、モテ山なのが良くわかりました!
“いつ行けるかわからないけど、いつか行きたい山”リストに載せます♪
Commented by yamakawawalk at 2014-06-02 22:45
miwaさん、こんばんは♪

山容が見事に漢字の”山”ですよね(^^)
写真だとなかなか実物のニペソツの迫力を伝えきれていません。
実際に現地で見ると圧倒されるような存在感と尻込みするような威圧感さえ感じます。
去年は標高が西暦と同じって言うことで登られた方も多かったはずですが、
自分の目で見て恐らく驚きと感動だったはずです。
少なくても好天でニペソツを拝めた人はリピーター各自でしょうね(^^)
それだけ魅力的な山です。

今回話を切った前天狗まで登って一見するだけでも十分に価値がありますので、
ぜひ一度登ってみて下さい^o^
Commented by kyuujitunituki at 2014-06-03 08:36
yamakawawalk様 おはようございます。
いいね、良いね。連呼しそうです。
ニペソツ山、まさに山ですね。稜線に出て山を目の前にした瞬間のワクワク感わかります。苦労が一瞬で消えて解放感で満たされる瞬間ですよね。さて、ナッキーには会えたのでしょうか?
パート2を期待して、早くアップして~。
Commented by legacy_bg5a at 2014-06-03 09:36
まだ雪あるんですね。そして4枚目の青がすごいなぁ。

yamakawawalkさんのブログを見てると、一度ご一緒してみたくなります。素人ですが(^^;

富士山は一応登ったことあります。が、山好きの友人に言わせると、開山中の富士山は、がんばる気力さえあれば、登れて 技術はいらない山だ。と言ってましたが(^^;
Commented by kentucky-a at 2014-06-03 10:56
まだニペに登ったことがない私(^_^;) 体力に自信が…
yamakawawalkさんの写真で行く気になりました!
Commented by akko-kornblume at 2014-06-03 17:00
こんにちは!

もうこの絶景ですから、コメントを残さずには帰れません(笑)
みずみずしいハイマツの緑がとっても美しくていいな~って思いました。
二ぺ様に、私も登ってみたいです。たぶん、私も二ぺ様を見たらノックアウトされちゃうはず。

それにしてもこの眺めを独り占めとはなんという贅沢!
おっぱい山もとっても美しいですね。ホントどこまでも続くいい眺めで素晴らしいですね。

なっきーには会えたのかな?楽しみ(^^♪
Commented by yamakawawalk at 2014-06-03 19:49
kyuujitunitukiさん、こんばんは^^

いいでしょ、良いでしょ(笑
仰るとおり「The 山」です。
現場で見るともっと迫力があって良い山です。
将来の北海道山行計画ではぜひともNo.1候補でよろしくお願いします。
パート2はいつもの悪い癖で長くなっています(苦笑)ので少々お待ちを・・・。
Commented by yamakawawalk at 2014-06-03 19:58
legacy_bg5aさん、こんばんは~。

そうですね、大雪山系はまだまだたくさんの雪が残っています。
ここ数日ありえない熱波に見舞われている北海道です。
今日は北見で37℃(!)、わが町札幌も32℃と、真夏でもめったにない暑さでした。どうなってるんでしょう?
多分今日はそちらよりも暑かったと思います。

ですので大雪山の雪もかなり溶けていると思います。
去年に比べたら雪解けも早いので一気にこのまま高山も夏山モードになってほしいものです。

僕も山に関してはそれほどキャリアがあるわけではないので技術と呼べるものは持っていないと思いますが、
体力だけはあるようなのでなんとか登っています。
だから僕もほぼ素人です(^^;

日本人として生まれたからには死ぬまでに一度富士山へは登ってみたいですが、
テレビで見る登山道の混雑ぶりは道民登山者には想像も付かない状況です(汗
Commented by yamakawawalk at 2014-06-03 20:01
ケンタ1さん、こんばんは^^

大丈夫です、前天狗までなら絶対登れます。
そしてあそこからニペを拝むだけで十分満たされますよ!
僕も最初のニペソツは自身がなくて、一緒に登った友人にやっとの思いで付いて行きましたが、
あの景色をみて疲れもぶっ飛んで登頂できました。
オススメですので是非カッコイイニペソツに会ってきてください^^
Commented by yamakawawalk at 2014-06-03 20:08
矢車草さん、こんばんは♪

是非登って1ラウンドK.O喰らっちゃってくださ~い。
僕なんか4試合すべて1R K.Oなので、もう挑戦権剥奪されるかも(笑

去年のハイシーズンは静かな山歩きとは無縁の混雑ぶりだったそうですが、
今回は結局下山までに会った登山者は4人様だけでした。
ただ頂上まで誰にも抜かれなかったので、頂上は一番乗り&下山まで独占でした♪
ニペ4回目で頂上独占は初でした^^

ナッキーはですねぇ・・・。
パート2をお待ちください。
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