GW 食材ハント

友人達と落ち合うキャンプ地へ向かう前に、
北海道の西部、後志管内の島牧村を経由して行者ニンニクをゲットしてから向かうことに。
キャンプ地周辺だとここ数週間の気候からすると伸びすぎだろうから、
島牧で採りましたが、想像通り正解でした。

行者ニンニク(キトビロ・ヒトビロ・アイヌネギ)は強いニンニク臭のあるネギのような山菜です。
北海道ではそれほど高山でなくても海岸沿いから見られるポピュラーな山菜です。
僕は春の山菜の中で一番好きですね。
おしたし、天ぷら、炒めもの等なんでもよく合います。

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青空に新緑が気持ちいい~。
今年は桜の名所へ期間中には行けなかったけど、山にも桜は咲いてます。
登山者としては山の斜面にひっそりと咲く自然な桜が好きだな。
新緑の山も紅葉に負けずカラフルです。


行者ニンニクはGWのキャンプ中の食材として欠かせない山菜です。
普段と違って食後の臭いを気にせず思う存分食べられます。
食べた翌日に満員の地下鉄なんかに乗ったら、
「口臭テロリスト」もしくは「歩く魔除け」ですからね(笑)

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ブナの新緑。
ブナの北限は同じ後志管内の黒松内町歌才ですが、
規模は島牧、せたな、今金にまたがる狩場山系が見事です。


いつも採っている場所へ向かって川沿いの林道を奥へ向かい、
お目当ての株を見に行きます。






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食べごろのがわっさ~と生えてる。
崖をよじ登るイメージの強い行者ニンニクですが、
平坦な場所にも普通に生えています。
逆に盲点な分良い物が多いですね。
山菜採りとキノコ採りは場所も大事ですが、いかに他人の盲点を突くかも重要です。




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食べごろですね~。
お店で売っているものは葉が開く前の状態が多いですが、
僕は葉が開いて蕾が出る前ぐらいのものが好きです。
そのほうが利用価値もあるし。

採取は写真にあるようにハサミを使います。
行者ニンニク採りは、
1.株立ってるものは全て採らずに必ず数本残す。
2.数本の物は半分だけ採る。
3.ハサミやナイフで切り取るようにして絶対に毟らない。
4.根ごと引き抜くのは言語道断。
というルールを守って楽しんでもらいたいです。
各地でどんどん減少、もしくは一重だけの痩せた物ばかりになっています。
いつまでも楽しむための最低限のルールですね。



さて、去年も書きましたが、
コチラの三種の区別が付きますか?
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ほぼ同時期に美味しそうな若葉を伸ばしますが、
写真のうち二枚は食べられますが、一枚は食べると場合によっては死にます。


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コチラはヨモギ。
出始めの物を茎ごと天ぷらにして食べると美味しいですよ。
個人的にはゴボウと混ぜてかき揚げにして蕎麦に乗っけるのが最強。
草餅の素材としても有名ですね。
僕は食べる他に、夏の渓流釣りで蚊やブヨに刺された幹部にヨモギをすりつぶして塗ります。
不思議と痒みが収まります。



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ニリンソウ。
これも食べられます。
花が付いているとかわいそうで食べられませんけどね。




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そして問題のエゾトリカブト
有名な毒草ですよね。
同じトリカブトでも北海道の物は特に毒性が強い。
アイヌの人たちが矢尻に付けて狩猟に利用したそうです。
ヨモギよりもニリンソウと間違って誤食する例があるとか。
上記の虫さされに塗るときにヨモギと間違わないでくださいね。
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↑は黒岳登山道脇で一昨年8月撮った「ダイセツトリカブト」の花。

出始めの頃は開花前のニリンソウと似てなくも無いので要注意です。
慣れてると間違う要素はないのですが・・・。

ここでルール追加。
5.疑わしきは食すべからず。
6.むやみに貰わない、くれたからといって疑わずに食べない、そして誰にでもあげない。

ルール5と6は秋のキノコにも共通するルールです。
無用なトラブルを避けるためにも自分で採って食べるか、
信用と経験のある方以外からは貰わないことです。



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行者ニンニク採りではよく見かけるカタクリ。
そろそろ道南は終わりかな。
カタクリも花ごと食べられます。
消化が悪いので沢山食べると下ります。
花の祟りですかね。
最近は食べられなくなりました。
希少種って扱いになったので採取しづらいのと、そもそも食べられるとは知らないらしい。
カタクリ粉ってカタクリの根で澱粉をとっていた名残ですよ。



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ニリンソウとオオバナノエンレイソウ。
そこら中に咲いてる。
綺麗ですね^^
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現地着。
とりあえず1本。
車で移動しなくなったらひたすら飲むのだ(笑)


さて、採った行者ニンニクをどうやって食べるかというと定番なのがジンギスカン。
炭火のバーベキューだと葉はすぐに乾いて焦げてしまいます。
焼き肉の共に食べるなら北海道伝統の成吉思汗鍋で味付けラムを汁ごとぶっかけで焼くのが王道。
(ヤバイ、よだれが・・・。)
因みにサッポロビール園でバイトをしていた妹は、ジンギスカンを「ナリカン」と呼んでいた。

ただバーベキューやジンギスカンに行者ニンニクだと当たり前すぎてつまらないので、
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昼だったのでまずはこれを使って行者ニンニク入り豚丼にする。
ソラチ豚丼のタレはキャンプではとても役に立つ万能ソースです。
誰かが外道でアブラコ(アイナメ)やホッケを釣ってくれば煮魚の味付けにも使えるし、
キャンプに来て肉じゃがを食いたいなんて無茶ぶりされてもこれ一本でできる。
自宅ではブリ照りのタレにもオススメ。
今年は自分でブリを釣ってくる予定。



炭火で豚のロース肉にタレを絡ませながら焼いて、
フライパンで別に炒めておいた行者ニンニクと最後に合わせてご飯に乗っける。
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出来上がり。
めっちゃ簡単な典型的男メシ。
ご飯はレトルトだけど(笑)


基本ニンニク臭の強いネギだと思えばいいので、
炒めものとの相性は抜群の食材です。
こんな旨い”草”が山に普通に生えているのが信じられないくらいです。
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ペペロンチーノの具に。
ニンニクとベーコンも入っているから、
キトピロ・ベーコン・アーリオ・オリオ・エ・ペペロンチーノか、って説明したら、
「あ?」って言われた。悔しい(笑)
まぁ予想していたからこっそり鷹の爪三倍拳にしてささやかな抵抗をしておいた。
辛いって騒いでた(ざまぁ(笑))。
おじさんたち嫌だったら自分で作りなさ~い。

僕が一番おすすめするのが焼きそばです。
焼きそばのソースとの相性が抜群の山菜ですので一度お試しを。
友人はこれが食べたいがためにいつも必ず焼きそばと豚バラ持参でやってきます。
I君焼きそばは~?って(笑)

ただし、翌日の臭いがキツイのでご注意を。
食べた本人は分からないんですがね。
キャンプで一人だけ食べないと後々地獄を見るので協調性が試される山菜です。


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僕が持ち込んだお酒はいつものウィスキーとビール。
手前の珍味は先日神恵内の「菅原商店」さんで買ったフクラギの珍味。
一匹分で¥100。
めっちゃ旨いけど、在庫であった分を僕が買い占めたので今はもう品切れ。
次いつ入るのかは未定だそうです。


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神恵内の菅原商店さんはたくさんの種類の文字通り珍しい”珍味”が格安で売られているのでオススメ。
真空パックのホッケの開きも旨いので是非。
美味しいホッケの開きを選ぶコツは、
皮が赤いホッケを選ぶこと。

僕ら釣り人の通説として、
皮が青白いホッケは回遊性の強いローソクボッケ。
赤いのは定着性の強い根ボッケ。
どっちが旨いかというと、断然赤い根ボッケになります。

人間と一緒でアクティブに動きまわる者は脂肪も落ちてスリムだが、
家でゴロゴロテレビを見ていると脂が乗ってくるということか(笑)


やべ、なんかめっちゃ長くなった・・・。
ルール7、話が長くなるなら記事を何回かに分けろ(笑)


うだうだ書いたのに最後まで読んでくれた方、ありがとうございます・・・。


by yamakawawalk | 2014-05-08 20:55 | 木・植物 | Comments(10)
Commented by yukki6727 at 2014-05-08 21:11
こんばんは♪

めっちゃ美味しそうですね~♪
晩ごはんを食べてお腹いっぱいなのに、食欲そそられる料理の数々☆☆☆
今度、yamakawawalkシェフの山メシご馳走してくださいませ♪
Commented by yamakawawalk at 2014-05-08 22:28
yukkiさんへ。
やった、三ツ星貰った(笑

この時期だとフライパンと味付けジンギスカンを背負って行けば、
残りの具は登りながら調達できそうですね~♫
見た目度外視の男メシで良ければいつでも承ります(笑
Commented by yosiy at 2014-05-08 23:00 x
こんばんは!
充実したゴールデンウイークで羨ましいです。
キャンプや美味しい物探し楽しそう!
私もあまのがわ駅なら行けるかな?山奥ですか?近くまで車で行けますか?
Commented by yamakawawalk at 2014-05-08 23:06
yosiyさん、こんばんは~。

友人たちは皆釣りをしていて、僕だけ食材ゲッツのため、
山の中を徘徊・・・。
なんだか損な役回り(笑)と言いつつ好きなんですよ山菜採り。
よく山であった山菜採りの年配の方々に「若いのに珍しいねぇ」と言われます・・・。

天の川駅ですが、車で余裕ですよ~。
写真にあった通り、宮越駅と湯ノ岱駅の中間付近にあって、
車で走っていてもすぐわかるくらい道路の真横にあります。
夜は街路灯など一切ないのでまっ暗ですが、
そのお陰で天の川駅の名に恥じない満天の星空ですよ~☆
Commented by km0103 at 2014-05-08 23:34
こんばんは
美味しそうな香りに惹かれてお邪魔しました
ギョウジャニンニク+ポーク、ペペロンチーノ美味しそうです
それにニッカとくれば最高ですね!
以前に余市を訪れた時に確かニシンの燻製が有ったと記憶していますが
今も作られているのでしょうか??
Commented by yamakawawalk at 2014-05-08 23:43
km0103さん、こんばんは(^^)

行者ニンニクはあの香りが命ですね!
ニンニクを使う料理にはなんでも合います。
ギョウザ、麻婆豆腐などなど、マルチぶりは他の山菜に圧勝です。

ニシンの燻製はまだありますよ!
「南保留太郎商店」で検索掛けてみて下さい。
最近はテレビでも取り上げられて人気のようです。
本当に余市は呑んべぇにとっては素晴らしい土地です(^^;;
Commented by legacy_bg5a at 2014-05-09 00:49
見分けつきませんでした。
トリカブトで死んでしまうかも(^^;
Commented by yamakawawalk at 2014-05-09 05:37
legacy_bg5aさん、おはようございます。
写真だと分かりにくいかもしれませんね。
キノコも本で調べる時は、必ず数冊用意するように教わりました。
写真によって全く印象が違うので一冊の写真だけで判断するのは危険だそうです。
Commented by mori at 2014-05-10 08:09 x
なんか、最後の最後まで見ちゃいました。
お兄さん達のイレズミ、すごいですね♪
Commented by yamakawawalk at 2014-05-10 09:36
moriさん、こんにちは^^

ん?そんな写真upしたっけ?
と思い見なおしたら、PVの方ですね(笑
この記事書いてて思い出した曲なので貼ったのですが、
言われてみると確かに凄いタトゥー(苦笑
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